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「こうやって、のんびりお庭を眺めてるのが何よりだわ」と、トミママ。
「こうやって、ママのほんわりお尻にくっついて寝てると、よーく眠れるのよね」と、マーブル。
「今日は、雨がいっぱい降ったんで、お家の中にいるんだけど、雨が降るとたまーに思い出すことあるの。」とトミママ。
「私がマーブルくらいだった頃、世話人さんと良くお散歩に行ったのよね」
「畑や田んぼや林の間を、お花や葉っぱ達とおしゃべりしながらのお散歩は大好きなの」
「そんな、お散歩途中で、ドボーンしちゃったことがあるのよね。」
「ああ、ドボーンって言ってもわからないわよね」
「私達のいる南房総には、お散歩しているとあちこちに何て言うんだかわからないけど、お池がたくさんあるの」
「でっ、お散歩ついでに、そのお池がどうなってるのかなあって、キョロキョロ覗き込みながらお池のまわりを歩いてたら、ドボーンしちゃったの」
「何でそうなったんだか、私にもわからなかったけど…」
「ギャーーー、助けて、バシャッ、バシャッ、バシャッ」と叫んだんだけど、世話人さんの姿が見えないの。
私が、寄り道したのに気がつかなかったのかもしれない。
「助けて、助けて、バシャッ、バシャッ、バシャッ」
「エイッ、エイッ、ヨッコラショ」っと
「フーーー、助かった、さすがの私もチョッピリ怖かったわー!」
「何、これ、毛がびしょぬれ」
「濡れ鼠って言葉が人間界には、あるらしいけど『濡れ猫』になっちゃったみたい」
「うーうー、かっこ悪い、どうしよう」
「あっ、世話人さん、もどって来た」
「もっと、早く来てよー。大変だったんだから」っと、水をたらしながらビショビショ歩いて行くと、
「トミ、ど、ど、どうしたのバシャッーって音がして、びっくりしてもどって来たの」と、言いながら世話人さんが慌ててる。
「それからが、たいへん」
慌てて、お家に舞い戻り、
「私の嫌いな、シャンプーとやらをくっつけられて、ゴシゴシされ、自分で舐めるからいいって言うのに、ドライヤーとか言う熱い風をふきかけられ、サンザン」
「もう、二度とドボーンしたくない。ああ疲れた…」ってことがあったの。
雨降りは、別に嫌いじゃないけど、たまーに、この事思いだすのよね。
「ブッチョーーーン」
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